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  • 執筆者の写真めがね先生

こどもの防犯対策について

令和3年の大阪府内における16歳未満の子供が暴行などの犯罪被害にあった件数は458件となり、また声掛け事案(声掛け、つきまといなど性犯罪などの予兆的な事案)は942件となりました。



前年と比べて減少傾向にありますが、令和3年はコロナ禍真っ最中なので昨年は増えてる可能性があります。



子供の年齢別の犯罪被害の割合はは6歳で大きく上がります。


小学校に入学したことで1人の時間が大きく増えるためです。



先程の16歳以下の犯罪被害件数でも小学生以下は253件(全体の約55%)、声掛け事案では668件(全体の約70%)と高くなっています。



4月から進学のお子様もおられると思うので、防犯対策での大人との主な違いをまとめてみました。




■犯罪に巻き込まれやすい時間帯について


全年齢:20時~21時

子供:15時~16時


時間帯は違いますが、共通しているのは帰宅時間です。


通学、通勤の朝の時間帯は明るく人が多いため犯罪被害に逢いにくいですが、帰宅時間の暗く人通りが少なくなると犯罪被害に逢いやすい傾向があります。



子供の犯罪被害割合は半数以上が小学生以下のため15時、16時代が割合として高くなっていますが、続いて17時、18時も高くなっているので中学生や高校生になると危険な時間帯も異なってきます。



時間帯というよりは帰宅時間が危険ということを子供と共有しておくことが大切です。




■犯罪被害発生場所について


全年齢:道路上、共同住宅

子供:道路上、共同住宅、公園



こちらはほぼ共通しており、1位が道路上で2位が共同住宅となりました。


また子供の被害発生場所では公園とほぼ同じくらい一戸建て住宅も入っており、実は安全なはずの住宅での発生場所が多いです。



原因としては1度敷地内に入ってしまうと外からは死角になり、人が来ないためです。



共同住宅ではエレベーター、駐輪場、非常階段など死角になりやすく人が来にくい場所に気をつける必要があります。



また、室内に入られると死角になりやすいので


・オートロックであっても戸締りに気をつける

・誰も居なくても「ただいま」と声掛けして家に入る


などが防犯対策として効果的です。




■防犯対策について


大人と子供の犯罪発生場所について共通していることは


・人通りが少なく、死角になりやすい場所


という点です。


具体的な防犯対策としては



・通学経路で危険な場所となにかあった時に逃げ込める場所を親子で確認しておく


・防犯ブザーを他の人から見てわかりやすい所につける。防犯ブザーの使い方を練習しておく。


・知らない人に声をかけられても近づきすぎない。


・危険だと思ったら大きな声を出すか防犯ブザーを鳴らすことを繰り返し教える


・帰る時はできるだけ1人にならずに複数人で行動する



などがあります。


小学生、中学生、高校生になると行動範囲がどんどん広がり1人の時間が多くなります。



すこし気をつけるだけで犯罪被害にあう確率をグッと減らすことができるので、実際被害にあって護身術を使うよりもまずは被害に遭わないことを気をつけましょう。







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